BCG(仏:Bacille de Calmette et Guérinの略、カルメット・ゲラン桿菌)は、ウシ型菌(ウシ型結核菌、”Mycobacterium bovis”)の実験室培養を繰り返して作製した弱毒性の真正細菌 細菌の一種。結核を予防するために接種するワクチンとして利用される。1796年にエドワード・ジェンナーは世界初のワクチンとなる牛痘接種を行い、ワクチンによる感染症予防の有用性が知られるようになった。この成功は自然界に存在する牛痘ウイルスが痘瘡ウイルスに似ているが毒性の低い、一種の弱毒株であることによるものであった。さらに1881年にはルイ・パスツールが実験室での培養によって弱毒化した炭疽菌を用いた、世界初の人工的な弱毒生菌ワクチンの作製に成功し、これまで自然界に弱毒株が存在しない場合には不可能だと考えられていた生菌ワクチンを人工的に作り出すことで、さまざまな感染症予防の可能性を示したものであった。