ファイル:Democracyindex2.png thumb 400px デモクラシー・インデックスによる地域別の政治判断。色が薄い地域ほど民主傾向が強い民主主義(みんしゅしゅぎ)、または民主政(democracy)とは、諸個人の意思の集合をもって物事を決める意思決定の原則・政治体制をいう。ファイル:Election MG 3455.JPG thumb 300px 全国民が平等な権利を持つ民主主義において投票は重要である民主主義または民主政(democracy)とは、諸個人の意思の集合をもって物事を決める意思決定の原則・政治体制をいう。democracyは、古典ギリシア語のdimokratía(δημοκρατία)が語源である。民主主義または民主政は、歴史的に発展してきた概念であり、その時代、論者によって内容の異なる多義的な概念である。
両者の共通点は、現在的意味合いの自由とは異なる意味で用いられた点である。freedom および liberty の用法にも残っているが、近世までは特権を意味する語であった。民衆の持ちえない権利を有している状態が freedom または liberty であった。1729年に出版された辞書によれば、権利付与や時効によって得られる高貴なる者の特権と定義され、但し書きで「一部で、各人が思うように行動できる力という意味でも用いられてきている」と言及されている松浦高嶺『イギリス近代史論集』第4章「18世紀のイギリス」、山川出版社、2005年。。近代における自由の概念は、他者の意志にではなく、自己自身の意志に従って行為することとして捉えることができる。この自由概念が封建的な身分制からの解放という思想を導き、ヨーロッパにおける市民革命を育んだ。社会契約説では、政府による統治がその正当性を獲得するのは、社会契約に対する被統治者の同意によるとされた上、社会契約を破った政府に対しては、これを覆す権利(革命権)があると説かれている。