カミングアウト(”Coming out”)とは、自ら少数派であることを表明する事。逆に他人に少数派であることを暴露されることをアウティングという。近年、マイノリティの権利が認知されるにつれ、その人物が属する社会において少数とされる性的指向・趣味・体質・疾患・その他の個性 個人的特徴や、自分の属する民族といった属性を、世間一般に公表・公言するケースが増えている。本来はcoming out of the closet(押入れから出ること)であり、レズビアンやゲイが狭くて暗いクローゼット(自己の性的指向を明らかにできず社会の差別偏見に抑圧されている状況の比喩)から明るく広い社会に出る、ということを指している。この意味から単に自身の性的指向等を打ち明けるだけではなく、打ち明けた相手との新しく肯定的な関係を築くためのプロセスを含めてカミングアウトと呼ぶこともある。やがて、これが他のマイノリティに転用されるようになる(「告白」という理解は誤り)。カミングアウトはカミングアウトされる側の社会的な立場や、カミングアウトする人物が属する社会の差別性を告発することにもつながる、極めて政治的な行為であるといえる。しばしば在日韓国/朝鮮人の「本名宣言」と比べられる。